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遠心力で水や大気を清浄にするマルチサイクロン

マルチサイクロンとは大気汚染の防止や排気中の煤や粉塵などの粒子を、強力な旋回気流で気体から分離する遠心力式集塵機のことです。ダストコレクターや集塵装置とも呼ばれており、大気だけでなく遠心力で水の中の汚れも分離させることができます。バクテリアなどを除去しなければならない魚の養殖場や、ボイラーや焼却炉から煤煙を発生させてしまう製造工場や廃棄物処理場などで利用されてきました。集塵式のマルチサイクロンは構造が単純なのでメンテナンスしやすく、初期コストやランニングコストが安いのも多くの現場で設置されている理由のひとつです。

海水中の水質改善などおおがかりに水を浄化させることが目的の現場では砂や火山灰、ブラスト材や錆の粉などを遠心分離させるマルチサイクロンが活躍しています。多くは作業現場で使用される装置ですが、身近なところでは掃除機などに利用されており紙製のフィルターを必要としないので経済的です。従来はゴミをためる場所にフィルターをセットしてゴミはキャッチし空気は逃がすという方式でしたが、マルチサイクロンの掃除機なら渦巻き状の遠心力をかけることで清浄な空気とゴミやホコリに分けて分別することがでるようになりました。そのため使い捨てだった紙フィルターが不要になり、環境にも良く各家庭のコストも下げられるという相乗効果をもたらしたのです。

以前は外国製品が多かったマルチサイクロン式掃除機ですが、現在では日本国内のメーカーもどんどん参入しており掃除機業界の主流になりつつあります。

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